ラグビーワールドカップ2019日本大会が9月20日に開幕し、熱い戦いが繰り広げられています。
開催国である日本でもとても盛り上がっていますよね!
日本代表チームも気になりますが、ニュージーランドのチームが試合前に踊っているのをみたことがありますか?
選手たちの気迫が感じられ、雰囲気も含めてとてもカッコいいんです。
この記事では、ラグビーの試合前にニュージーランド代表オールブラックスが踊る「ハカ」とは何なのか?どんな意味があるのか?をまとめてみました。
ニュージーランド代表オールブラックスのハカとは?
ラグビーの試合前に踊っている国として、ニュージーランド代表オールブラックスが有名です。
この踊りは、「ハカ」といってニュージーランドのマオリ族の民族舞踊だそうです。
ラグビーの試合前に披露されるハカは、一度見たら忘れられないくらい選手たちのすごい気迫が感じられます。
ラグビー選手は特に体が大きい選手が多く、そんな選手たちが一丸となってハカを踊る姿は何度見てもとてもカッコいいです!
といっても、テレビや動画でしか見たことがないので機会があったらぜひ試合会場でハカの迫力を感じてみたいです。
ニュージーランド代表 #ハカ 🇳🇿
カパ・オ・パンゴ
大音量でご覧ください🔊#NZLvRSA #RWC2019 #RWC横浜 pic.twitter.com/omjJaRIKxv— ラグビーワールドカップ (@rugbyworldcupjp) 2019年9月21日
試合前に踊るハカにはどんな意味があるの?
本来は、マオリ族の戦士が戦いの前に相手を威嚇するために踊られていていました。
現在では相手に対して敬意や感謝を表す意味でも踊られていて、ラグビーの試合前だけではなく結婚式や歓迎式典なのでも披露されるそうです。
また、団結力を高めるためや、意志を統一するという目的もあります。
厳しい練習を重ね、いざ試合に臨む前の選手たちの気迫はものすごいものがあると思います。
ハカを披露する選手たちの強い気持ちは最高潮に達し、素晴らしいプレーに繫がっていくのではいくのではないでしょうか。
ハカの種類
ニュージーランド代表オールブラックスが踊るハカには「カマテ」と「カパオパンゴ」の2種類があるようです。
- カマテ
「カマテ」はハカの中でも古く、伝統的な民族舞踊です。
「カマテ(Ka mate)」には「私は死ぬ」という意味があり、歌詞の中にも出てきます。
また、「カオラ(Ka ora)」という歌詞もあり、これには「私は生きる」という意味があるそうです。
- カマテの歌詞:
- リード
- カ マテ! カ マテ!
- コーラス
- カ オラ、カ オラ!
- リード
- カ マテ! カ マテ!
- コーラス
- カ オラ、カ オラ!
- テネイ テ タナタ プッフル=フル ナア ネ イ ティキ
- マイ ファカ=フィティ テ ラ!
- ア ウパネ! ア フパネ!
- ア ウパネ! カ=ウパネ!
- フィティ テ ラ!
- ヒ!
- カマテの意味:
- 私は死ぬ! 私は死ぬ!
- 私は生きる! 私は生きる!
- (以上を2回繰り返し)
- 見よ、この勇気ある者を。
- ここにいる毛深い男が再び太陽を輝かせる!
- 一歩はしごを上へ! さらに一歩上へ!
- 一歩はしごを上へ! そして最後の一歩!
- そして外へ一歩!
- 太陽の光の中へ!
引用元:Wikipedia
- カパオパンゴ
「カパオパンゴ(Kapa O Pango)」には「黒い服の戦士と銀の羊歯」という意味があります。
黒い服の戦士はオールブラックス、銀の羊歯はシルバーファン(ユニフォームのマーク)を指していて、ニュージーランド代表オールブラックスのために作られた特別なハカだそうです。
試合の中でも特に重要な試合で踊っていると言われていて、選手や会場全体を盛り上げています。
踊っているのはニュージーランド代表だけじゃない?
ハカを踊っているのはニュージーランド代表だけではありません。
フィジー代表・トンガ代表・サモア代表でも試合前にハカを踊っていて、それぞれの国で特徴が異なります。
- フィジー代表
フィジー代表のハカは「シビ(Ci bi)」と呼ばれていて、踊る時間が短いのが特徴です。
- トンガ代表
トンガ代表のハカは、「シピ・タウ(Sipi Tau)」と呼ばれていて、オールブラックスとは違った見応えがあります。
赤いユニフォームが特徴的で、迫力満点です。
- サモア代表
サモア代表のハカは、「シヴァタウ(Siva Tau)」と呼ばれ、リズミカルでテンポが速いのが特徴です。
どの国のハカも迫力満点で、選手たちの気迫や統一感に圧倒され、カッコいいです!
ラグビーニュージーランド代表「ハカ」まとめ
ラグビーの試合前にニュージーランド代表オールブラックスが踊っているいるのはハカという民族舞踊です。
ハカには、相手チームへの敬意を表し、自分たちの団結力を高め、意志を統一するという意味で行われています。
ニュージーランド代表オールブラックスを始め、フィジー代表・トンガ代表・サモア代表の迫力あるハカは見応えがあり、とてもカッコいいです。
選手たちの気迫や緊張感、試合に臨む強い気持ちが込められていて一度見たら忘れられないほどインパクトがあります。
ラグビーの試合だけではなく、試合前に披露されるハカにも注目です!